150■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月12日(金)     和田良

いよいよ撮影最終日。
もうもくもくと撮影をする二人きりの市瀬組。
順調かとおもいきや、昨日の像の顔の部分だけアップの崩れるシーンが意外と難航。
またまたながつかくんとくさかべさんに手伝っていただいた。
思えば二人には最初から手伝ってもらっていた。
感慨深し!
そして最後のシーンも何とか終了!!
わーい!
記念にセットに寄せ書き!
そこに玲子さんから電話!
今日会えるかもしれないとさ!
ななんと!こいつは会っとかねば!
けどその前にくさかべさんのやってるフットマッサージのお店『おあしす』にいく!!もちろん監督のおごりで!!!
ちょーきもちいー…
zzzzzz…
やばい!寝ちまうよ!!気持よすぎで!!!
くさかべさんはかなりいい腕のフットマッサージャーだということを認識して監督カーで一路待ち合わせ場所へ。
ところが玲子さんからまた電話でやはり仕事の都合がつかず無理そうだと!
がーん!
仕方なし。
というわけで温泉に路線変更!二人で泡風呂で浮いてくことに。
そしてそのあと熊さんと監督の高校の友達と四人で居酒屋でうちあげ!
もう無理矢理短時間で旅気分を味わったというかんじ!
そんなこんなでほぼ一月近く滞在の長野よ!そして長野の人々に長野の食べ物に我々を苦しめた長野の熱さ、そして蝉などの虫たちにこうもりよ!またのときまでいざさらば!!
…映画、なにかしらの賞がもらえるといいなぁ。

お疲れ様。
なんだか夏の思い出って感じだねぇ。
って言うかやっと『3×6バミッターズ』に戻って来てくれるのね…。(小沢)

149■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月12日(金)     小沢直行

や〜まはしろ〜がね〜あ〜さひ〜をあ〜び〜て〜♪
見渡す限り山です!
長野県白馬村2日目にして最終日です!!
おざわちゃんは今日も元気に生きています!!
昨日、よく眠り、よく食べ、よく遊んだため体調ばっちりです!隊長!!
朝からまた山登って、飛びます、飛びます。(坂上二郎風に)
しかし!
今日は山の上と下では違う向きの風が吹いているでござる!
パラグライダー飛び始めが北風かと思えば、着陸間際には南風に変わっている。
慎重に風を見ながら飛ばないととんでもない所まで行ってしまいかねない。
ハラハラドキドキってなもんです、はい。
しかし、講師の新谷さんの指導のおかげでなんとか「とんでもない所」には飛んでいかず、午前中のフライト無事終了。
さて、残すは昼御飯前の筆記試験でございます。
一夜漬けパワー炸裂させてなんとか満点合格!!
やったー!!免許取得でアリンス!!
その後、ちょっとだけ空の散歩を堪能し帰る事に。
また5時間の長旅です。
ゆっくり楽しんで帰ります。
途中、「黒部ダムはこちら」なんて看板があったから行って中島みゆきとか歌おうかなと思いバイクを走らせましたが
しばらくすると「黒部ダムまであと15km」っていう看板が見えてくる。
けっこう遠いよ。
諦めて普通にその辺の写真をセルフタイマーでパシャパシャ撮りながら帰路につきます。
高速道路に入りやっとあと200kmとちょっと。
途中眠くなって仕方がないので大声で歌を歌いながらフルスピードでライディング。
なんとか家に帰って来ました。ふ〜、無事帰って来れて良かった。
また飛びに行こうっと。


148■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月11日(木)     和田良

今日はけいちゃんが帰る日。
なんだか朝から燃え尽き症候群な我等市瀬組。
最後のお昼にファミレスを希望する健気なけいちゃん。
セッティング換えをだらだらしてたらもう時間になった。
あわわわ、慌ただしくお別れ。
また手伝いに来てくれてた、ながつか君と二人でお別れ。
ほんとにほんとにほんとにほんとにおつかれさま!
監督は家まで送ったらバス停までは行かずに帰ってくると男らしく去っていった。
そしてかなりな時間が経ち、監督は帰ってきた。
………しっかり見送ってきやがった…!
結局撮影はできず、ながつかくんは帰っていってしまった。
夜、熊さんがなんと今日誕生日!なのでケーキを買ってきて、熊さんのお母さんがくれたお赤飯と、監督のお母さんがお昼に買ってきてくれたお惣菜と長野名産“おたぐり”とビールで誕生会をひらく。
おたぐりは馬のきもで、食べるともつ煮のような味でおいしかった。
さぁ、いよいよ明日で撮影終り!…ですよね、監督?

「おたぐり」?いいな。食べた事ない。
お土産はその「おたぐり」を頼むね。舞ってるぞ〜。いやさ、待ってるぞ〜。(小沢)

147■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月11日(木)     小沢直行

と、言う訳で長野県白馬村です!
徹夜でバイクで4時間半。やってまいりました!
朝日を背中にに受け、中央高速をひた走って参りました!
途中、何回もパーキングエリアでコーヒーを飲んで目を覚ましたためお腹ががぼがぼです…。
ゲレンデに着くとパラグライダー講師陣に「おっ!久し振り。早速始めようか。」なんて挨拶もそこそこに、
手袋とヘルメットを装着し、キャノピー(パラシュート部分)とハーネス(飛んでる時に座る部分)を担いで山登り。
本日の初フライト。
なかなか良い風。
肌でゲレンデの風いっぱいに感じ、もっと高い所へ再び山登り。
毎回一番下まで降りちゃキャノピーをまとめて担いで登り、また広げて助走を付けて飛ぶ。
これを幾度となく繰り返す訳だからすっごく疲れる!!
しかも徹夜…。
やばい…。
足がボデーブローを受け続けたパンチドランカーのようにフラフラだに!
嫌な汗がダラダラポタポタ流れてくるじゃアリマセンカ。
それでも意地になって山登り、フライトを繰り返していると雲行きが怪しくなってきたに。大丈夫かな?
講師陣は「パラグライダー体験」に来ている若い人達の相手で忙しそうで俺の事はほとんどほったらかし状態。
なので白馬で知り合った「ドキンちゃん」(アンパンマンに似ている女の子で「アンパンマン」と呼ぶのはあんまりにもあんまりなので「ドキンちゃん」と呼んでいる)
と2人で空の散歩を貪る事にする?
昼になりバイクで白馬の「ジャスコ」で弁当を買い、力をつけて再びフライト。
もはや『大空で風を受けて「気持ちいい〜!!」とか言いながら景色を眺めるプロジェクト』は崩壊し、
ゲレンデでは「ドキンちゃん」と俺の汗と根性のスポ根が繰り広げられているのであった。
そうこうしているうちに、とうとう心配していた天候が崩れて来た。
山が雲に入ってしまって雷がゴロゴロ鳴り出したのです!
パラグライダーで飛んでいる時に雷が鳴るって事は、当然雷に打たれる危険があるって事です。
急いでロッヂに戻り本日のフライトは終了。
あっ!!やべー!!泊まる宿をとってない!!
あわや野宿かと思っていたら講師の「新谷さん」がいろいろな宿に電話してくれて、今夜の寝床を確保してもらう。
一泊二食付きで3600円の「はじめの一歩」と言う宿に決まり御挨拶。
ここの女将さん、「白馬の達人になれる本」と言う本を刊行しており、いろいろな情報を教えてもらう。
早速紹介してもらった景色の良い白馬スポットへバイクでブーン!!
セルフタイマーで写真をパシャッ!
そして露天温泉へバイクでブーン!!
他のお客さんがいたけど俺の入浴シーンもセルフタイマーでパシャパシャッ!
気分がええ!!
ホント気分がええ!!
生き返った!!
宿に帰り御飯です。
うめ〜!!
部屋は3人の相部屋でそれぞれの旅話をして就寝でございます。
明日は実技、筆記試験でガンス。
ガンバルゾ!


146■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月10日(水)     小沢直行

ども。おざわちゃん26歳でガンス。
今日は限界をちょっと感じたね。
スケジュールびっしり!西へ、東へ、東京横断まっしぐらです、はい。
普段俺、ホケ〜ッとしているだけにちょっと忙しくなるだけでてんてこ舞いでさぁ。
踊ったね!てんてこの舞を踊ったね!必死よう!俺なりに。それなりに。
でだ。何があったかと言うと順番に説明して行く。
朝、妹から電話があり遊ぼうよと言う事で渋谷でちょっと遊ぶ。
その後、府中で友達がグループ展を開くと言う事なのでバイクで一路府中へ。
お腹がすいたのでグループ展の友達達と御飯を食べに。
その後、みんなでビリヤードをやりに行く。好きなんです。この人達、ビリヤード。
ここで時間は23時。
それからくぼちんに仮チラシを渡すために祖師谷大蔵に向う。
バイクで走っていると後ろからまたもや出ました、覆面パトカー!
おんどりゃ〜!こっちは急いでんのじゃ!
スピードオーバー…。罰金…。減点…。
祖師谷大蔵になんとか辿り着き0時半。
ターコもそこにいてちょっとお茶しようよと誘われる。
2人で「笑笑」に入り居酒屋なのにジュースを注文する俺等。
ターコの悩みやそれぞれの近況などを話し家に帰る。
なんと、家に着いたのが3時半。
別に3時半なんて驚く程じゃないとお思いでしょうか?
更にあるんです。
次の日わたしゃパラグライダーのライセンスをとりに白馬に行くんです。
実はさっきの友達の展示観た後に思い立って白馬の教習所に電話したんだけどね。
朝8時半に集合だから家を4時前に出ないと間に合いません!
なのでもう行きます。白馬に出発しマ〜ス!
いってらっしゃい、俺〜。


145■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月9日(火)     和田良

今日でいよいよなべさん最終日。
昨日はなべさんが地下の穴に落ちるシーンを朝の五時までかけて寝泊まりしてるお店の三階で撮った。
のでかなり眠い。
思えば色々あったのさ。
例えばなべさんが宙吊りになるシーンで、監督が用意した金具がなべさんの体重を支えるには到底強度が足らなかったことに気付いて心が震えたり、監督がシーンの説明をしてるのを理解できない僕に改めて説明してくれたり、なべさんのメイクは結局おいらのをつかってたり、あんなに気に入ってた”手作りおにぎり”が実はどこにでもあることにちょっぴり悲しくなったり、でもやっぱり”手作りおにぎり”が大好きだったり。
そんななべさんを昨日今日と踏み台にするシーンをとる。
今の僕の体重は85kg。
そんなおいらに踏みつけられ、ときにはそのまま立ち上がり、更には何故か石膏の粉まみれにされるなべさん。
それでも役者魂でこなしていく。
いよっ!クロカミ看板役者!
そしていよいよなべさん最後のシーン。
なかなか監督のOKがでない、と思ったら「…さっきのでいいかな。」
えっ?終り!?
なんとも尻切れとんぼで終わったのは御愛敬。
とにかくおつかれさまでした!
途端に超リラックスモードのなべさん。
なんか熊さんと世間話なんぞしながら一服。(熊さん来年の三月に結婚!かなりかわいいお相手でした。おめでとちゃん!)
でもその後はその後でおいらのシーンの撮影で結局一時位まで撮影。
うちに帰るとまだお母さんお父さん、先に帰ってたけいちゃんが起きてて、晩御飯&なべさんお疲れ会をやる。
なんか結構盛り上がる。
なぜかおかあさんに「りゅうちしゅうさんになりなさい。」とひょうたん柄の扇子をもらう。
重ね重ねお疲れ様、なべさん。

お疲れ様、渡辺さん。
芝居観に行って挨拶すると愛想良くお話してくれる渡辺さん。
今度食事でもいたしましょう。(小沢)

144■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月7日(日)     小沢直行

「オッス!」
「元気?」
「元気。」
「今日、何してたの?」
「今日は友達の結婚式の2次回で流す新郎新婦の再現ビデオの撮影をしてたのさ。」
「へ〜、友達ってどんな人?」
「うん。大学時代の劇団の先輩。」
「じゃあ、友達じゃなくて先輩なんじゃん!!」
「えあ?いいじゃん。怒るなよ。そんな所にこだわらないで!」
「まぁ、いいや。でどうだった?」
「楽しかったよ。監督&撮影が大学時代の劇団の演出だった人でなんかやたらと緊張したけどね。」
「へ〜。」
「新郎が舞台美術やってた人で新婦が役者なの。新婦の方は俺と学年は一緒だけど歳は上なのよ。」
「いわゆる劇団内恋愛ってやつか…。ある。ある。」
「あるよな。まぁ、長い事一緒にいるからカップルの一つや二つできて当然よな。」
「ボーナストラックはどうよ?」
「う〜ん…。役者はないな。裏方ではあるみたいよ。」
「え?あるの?」
「裏方でな。」
「あぁ、そう。」
「妬けちゃうぐらい仲が良いので微笑ましい限りだな。」
「仲良き事は美しきかな。実篤。」
「うむ。まぁ、何にせよ、結婚するお二人おめでとうございます。お幸せにね。」


143■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月6日(土)     和田良

なべさんも昨日帰ってきていて、早速今日から撮影再開!
けいちゃんのお陰で前よりスムーズに進むようになったし。
おいらとなべさんとのタイムリミット(なべさんは10日の朝。おいらは13日の朝。ちなみにけいちゃんは11日の夕方)まで頑張り続けるぞ!おー!
というわけでばりばり撮影だ!
しかしもう九月にはいったが依然として蒸し熱い!
意識がもうろうとしてくる。だって今までの撮影の記憶さえ定かではないもの♪
今後の難関としてはなべさんがおいらを肩に乗せて立ち上がるシーンと、なべさんが床の穴に落ちるシーンと、おいらがなべさんを引っ張りあげるシーンと、おいらのコマ取りシーンだ。
…時間がないのに結構ある。
あと、なべさんは体力的にきつい物ばかりだ。
ごめんね。おいら今人生で最高潮に体重あるよ。
ほんとにごめんね。

頑張れ〜。
痩せろ〜。(小沢)

142■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月6日(土)     小沢直行

下北に芝居を観に行ってきた。
フラッと劇場に入ると茶パツになった藤さんが女の子を3人程引き連れて和気あいあいとしていた…。
藤さん達の後ろの席に座り、俺の眼、藤さんにロックオン。
じーっと見てると相手に視線を感じさせれると言う高校の頃の話を思い出し、ずーっと藤さんに「こっち向け光線」を出し続ける。
気付かない!この野郎!婦女達との会話に夢中で気付きゃしねぇ!しかたがねぇ!「こっち向け光線」フルパワーだ!!
俺をここまで熱くさせた相手に出会ったのは久しぶりだぜ!!怪我しても知らねェぜ!!
藤さんの頭に穴が開くんじゃないかぐらいじーっと見ていたのだがちっともこっちを向いてくれず諦めてパンフを見かけた時、
「あれ?おじゃがいるじゃん。」と藤さんがこっちを見る。
「!」
…僕が悪かったです。力不足でした。藤さんにはかないません。
「一人?こっちに座れば?」
「!」
く〜っ!!完敗です!!勝負に勝ってなおかつ優しく俺を気づかう余裕…。藤さんは素敵だ。
しかし、藤さんの隣に座れるスペースはあまりなくそのまま後ろに一人で座っている事に…。
すると、藤さんの隣にいた七瀬(3×6バミッターズの役者)が
「おじゃさん、桟敷に行って観ません?」と俺を誘ってくれる。
一番前の桟敷席がガラガラで悠々座れそうなので一緒に行く事にする。
そんなこんなで芝居が始まるのだが…。
内容はと言うと、劇団の人達には申し訳ないがはっきり言って面白くなかった…。
楽屋から光がもれていて明るく完全暗転しないし、舞台の見切れは激しい。
小道具の岩みたいなのが出てくるシーンとかも、一応岩風にペンキで塗ってあるのだが下地の新聞紙とかベロベロになっとるよ。
なにより役者も演技に集中していなく途中から入ってくるお客さんを気にしていたり、ボリボリお尻なんか掻いてるよ!
…こんな事なら一番前に来るんじゃなかったと思ってしまった。
そんか感じで良く分からないまま芝居は1時間程で終わる。
なんとも言えない感じで藤さん達とは即下北でバイバイするのであった。
明日はいい事あるといいな。


141■ ボナトラつれづれ日記/2003年9月5日(金)     和田良

朝一で新宿にバスの予約に走るおれ、わだっち。
そしたら終バスがいっぱいで18時代のしか取れず、今日のBALM!の写真撮影ができるか危うくなる。
とにかく演助の佐藤さんにそのむねを伝えると、とにかくカメラマンさんが急いでくれるとのこと。
早めに参宮橋のオリンピックセンターへ。
途中で佐藤さんと会い、センターに着くと共演者の濱ちゃん(♀)に会う。
濱ちゃんは“かわいい女役”の子で、たぶん同い年くらいだ。
小さい。およそ152くらいだ。
そういえば昨日飛びかかってきた女優さん、末澤さんもそれくらいだ。
さらにいうと富田さんという娼婦役の子も同じくらいだ。
だが、もっと小さいひとがそのうち合流するという。
ちびっこ大集合だ。
稽古場にはまだカメラマンさんは来ておらず、しばらくぼーっとしてると、男優陣がちらほら来る。
その中にコタニキンヤくんもいた。
ちょっと挨拶した程度だがきさくそうな感じのひとだ。
そうこうしてカメラマンさんと、演出の坂さん(♂細い!)が到着。
時間は18時、バスは18:40新宿発!
しかしそこからうそみたいな早さで撮影開始→終了!
なんとか間に合い長野へリターン!
カメラマンさんありがとうございました!

いろいろ大変ねぇ。
俺はこっち(東京)でのんびりやってるよ〜。(小沢)


18 17 16 15 14 13 12 11 10 9         次へ>>


Copyright(C) 2001-2002 ボーナストラック. All rights reserved.
mail:bonus-track@hatcheggs.co.jp